あとはやるだけ!沈んだ気持ちを切り替える方法
落ち込んだ時に、気持ちを切り替えるのが得意でなければ、ストレスを溜めやすい生活を送る事になってしまいます。
- 気分が落ち込んでいる状態のまま、嫌々仕事をしなければいけない。
- 友人と会う時くらいは元気でいたいのに、全然楽しむことができない。
- もうずっと沈んだ気分のまま。。どうすれば立ち直れる?
こんな生活を送らないといけない、と考えただけで憂うつな気分になってしまいます。しかし、気分の切り替えがうまくできない為に、このような生活を送っているという方は沢山いるのではないでしょうか。
沈んだ気持ちを切り替える事ができなければ、極端に言えば「人生を楽しむための時間」を無駄にしてしまう事になります。そう考えてみると、沈んだ気持ちを一瞬で切り替える事ができるのなら、その方法を是非知りたい!と考える方は、多いのではないかと思います。
沈んだ気持ちを切り替える方法
多くの方は、沈んだ気持ちを切り替える方法なんてないのではないか。あったとしても、簡単にできるような事ではないはずだと考えているようです。
例えば認知療法のように、自己と向き合い、内面をしっかり見つめることで、自分の感情をコントロールするという方法もあります。しかし、時間もかかる上に、カウンセラーなど知識を持つ人の居ない状態で、自分の力だけでこうした方法を身につける事はなかなか難しいものです。
また、心療内科や精神科を受診し、気分の落ち込みが激しいことなどを告げると、比較的簡単に精神安定剤を処方してくれる病院も多くあります。しかし、精神安定剤は、あくまでも一時的な対処療法の上に、副作用や依存症のリスクも高いお薬です。
普段の生活の中でできること
実は、もっと簡単で単純な方法で気持ちを切り替える方法があります。それは、感情をコントロールする神経に働きかける、という方法です。具体的には、以下のような方法です。
- ジョギングのような軽い運動を、30分程度する。
- 休みの日でも夜はなるべく早く眠り、早起きを習慣にする。
- 朝は太陽の光を浴び、日中もなるべく外出する。
- 休みの日も家に篭らず、なるべく外出して人と会う。
これらの具体的な方法で、本当に効果があるのか、疑問に思う方もいるかもしれません。
しかしどの方法も、科学的に沈んだ気持ちを切り替えるために有効な方法なのです。上記に挙げた方法は、うつ病や不安神経症の原因となる、神経伝達物質「セロトニン」の不足を改善します。
神経伝達物質が不足すると、神経間の情報伝達が上手くいかなくなり、気分が沈んだり、塞ぎ込みがちになってしまうのです。
対処療法ではなく、根本治療
もちろん、気分が沈みがちな時に上記の方法を試すだけでも非常に効果的です。しかし、そうではなく、普段からこれらの方法を実践するのが一番良い方法です。
なぜなら、神経伝達物質であるセロトニンは、普段から鍛えておくことで常に一定の「良い状態」を保てるようになるからです。これにより、嫌なことがあっても長く気分が沈む、という事もほとんどなくなるのです。さらに、神経が活性化することで、気持ちの切り替えが驚くほどスムーズになります。
日頃から毎日運動を心がけ、朝早くから意欲的に活動している人で、気分が落ち込みやすいという人を、私は見たことがありません。
食事の「バランス」にも気をつける
最後に、食生活についてです。実は、食べ物も神経を健康に保つ為にはとても重要な役割を果たしています。
先ほど説明した、沈みがちな精神状態を改善するための、神経伝達物質「セロトニン」。このセロトニンは、トリプトファンと呼ばれる必須アミノ酸を摂取することによって、脳の中で自然に作られる物質です。
栄養成分をしっかりと摂り、神経を強く保つための努力を欠かさなければ、自然と沈んだ気持ちを切り替える事が簡単になるはずです。