ネガティブな性格を治したい – 今すぐやるべき事
ネガティブな性格を治したいと本気で考えているのなら、今すぐ取り組んで欲しいと思うことが3つあります。
本当にネガティブを改善したいと考えているのなら、馬鹿馬鹿しいと思わずに、是非最後まで読んで取り組んでみてください。
これらの事は、科学的にも効果が実証されている方法なのです。
- 平日も休みの日も、夜は早めに休み、朝は早く起きること。
- 運動は最低でも1日に1回、20分以上は行うこと。
- 休みの日でも、朝からなるべく外出し、太陽の光を浴びること。
体育会系になれば良いというわけではなく、精神論で書いている訳ではありません。始めにも書きましたが、この3つの事を心がければ、科学的にもネガティブな性格を改善する効果が認められているのです。
それでは、具体的にはどのような理由から、上記の3つの方法でネガティブが改善されると考えられているのでしょうか。
ネガティブな性格は遺伝ではない?
まず知っておいて欲しいことは、ネガティブな性格は、確かに生まれ持った気質が関係している事もあります。
以前の記事でも説明しましたが、脳の中にあるノルアドレナリン神経という神経が、不安や恐怖感、緊張など、本能的な「防衛行動」に駆り立てています。
この神経が過剰に働き過ぎてしまうことによって、必要以上に不安を感じたり、恐怖感や緊張感を強く感じてしまうようになるのです。
しかし、このノルアドレナリン神経は脳の中にある、ある神経によって過剰な働きを抑える事ができます。
それこそが、セロトニン神経と呼ばれる神経なのです。セロトニン神経は、上記に挙げた3つの行動によって刺激され、健全に保つことができるようになります。
また、うつ病や不安神経症などの場合、神経科や精神科、心療内科などでは、抗うつ剤や精神安定剤などを処方します。これらの薬も、セロトニン神経に一時的に働きかける事によって、気分を整える事ができるのです。
セロトニン神経を弱らせる生活習慣
上に挙げた3つの事とは、真逆の行動を思い浮かべてみてください。
休日もお昼過ぎまで布団の中から出ることもなく、運動は一切しない。昼と夜が逆転しており、起床の時間もバラバラ、、
こうした生活は、間違いなくセロトニン神経を弱らせてしまいます。ネガティブな性格は余計に酷くなってしまい、最悪の場合、うつ状態を引き起こします。セロトニン神経を弱らせていくと、うつ病を引き起こすと考えても大袈裟ではありません。
セロトニンを弱らせる生活習慣に心当たりがあるという方は、早速上記に挙げた3つの事を習慣にするように、取り組んでみてください。
神経が改善される事によって、クヨクヨと考え過ぎてしまったり、ネガティブに考える習慣も大きく改善される可能性があります。
ただし、上記のような取り組みをするのなら、最低でも3ヶ月は取り組み続ける覚悟で始めましょう。セロトニン神経を根本的に改善させるためには、最低でも3ヶ月は必要だと考えられているからです。
また、バランスの良い食生活にもしっかりと気を配りましょう。
セロトニンを増やす材料となる物質に「トリプトファン」と呼ばれる必須アミノ酸があります。トリプトファンは、普段私たちが食べている食品にも含まれていますが、最近ではトリプトファンを含むサプリメントも販売されるようになっています。
ネガティブ思考が特に酷いという方や、普段の食生活に自信がないと言う方は、こうしたサプリメントを試してみる事もとてもおすすめです。