「気分が良くなる」不安に効く食べ物で元気になる!
気分が沈んだ時に、食べ物で元気になる、と言っても信じられないかもしれません。
でも、私たちの感情に少なからず影響を与えているのが、脳の中にある神経系なのです。神経が健全でなければ、神経同士の情報のやり取りがうまくいきません。
神経同士を行き来する為に必要な物質を、神経伝達物質と言います。神経伝達物質が不足すると、気持ちが塞ぎ込んだり、やる気が出なかったり、マイナスの思考習慣が出来上がってしまいます。
気分が良くなる、神経に良い食べ物
中でも、心の安定に深く関わっているとされているのが、情報伝達物質のひとつ、セロトニンです。
セロトニンは、脳の中の神経のひとつ、セロトニン神経と呼ばれる神経から分泌される脳内物質です。このセロトニン神経に、不安やイライラなどを抑制してくれる働きがあるとされています。
セロトニン神経は、普段の食事から取り入れられる、必須アミノ酸などの栄養成分によって、脳の中でセロトニンを合成してくれるのです。
必須アミノ酸が含まれる食べ物
必須アミノ酸は、様々な食べ物に含まれていますが、特に以下のような食べ物には多く含まれているとされています。
- 大豆類 - 納豆、豆乳、豆腐 など
- 乳製品 - 牛乳、ヨーグルト、チーズ など
- ナッツ類 - アーモンド、ひまわりの種、ピーナッツ など
- 肉類 - 牛肉、豚肉 など
- 魚 - カツオ、マグロ など
この他にも、トリプトファンを効率よく吸収させるための食べ物について、以下にまとめていますので、参考にされてください。
また、ストレスを減らすためには、トリプトファンを含む食品の摂取だけでなく、ビタミンを含む食べ物も一緒に食べることが重要です。ビタミンB6やビタミンB12は、神経伝達物質を効率よく分泌させるために、神経に働きかけてくれる栄養成分です。
サプリメントの活用
また、最近では神経伝達物質を効率よく増やすために、こうした成分が含まれたサプリメントも販売されています。
セロトニンが増える事により、不安やイライラの解消だけではなく、睡眠物質を作り出すことによる不眠解消効果も期待できます。