一人暮らしで「孤独を感じる」人の共通の特徴
一人暮らしをしていると、どうしても孤独を感じてしまうことが多くなってしまいます。
一人で居る時間が多くなってしまうので、当然の事だと思われるかもしれません。
しかし、中には一人暮らしでも十分に生活を楽しめている人が沢山います。
一人暮らしだからこそ、友人と楽しく騒いだり、誰かにうるさく言われる必要もなく、一人の時間を楽しむことができるからです。
現実には、一人になってしまうとどうしてもダラダラと過ごしてしまったり、孤独でまともな生活も送れなくなってしまうという人が沢山います。
なぜ、人によってこんなにも生活の充実度に差が出てしまうのでしょうか?
一人暮らしに限ったことではありませんが、充実感を得られない、孤独で仕方がないという人には、生活習慣に「ある共通した特徴」があるようです。
以下は、その一部を完結にまとめた項目です。
- 人と会う機会が少なく、家族や職場の決まった人以外と触れ合う機会がない。
- 普段から運動をする機会がほとんどなく、慢性的に運動不足。
- 睡眠時間が不規則で、土日は昼ごろまで寝ている事もある。
- 日中外出することが少なく、太陽の光をしっかりと浴びる事があまりない。
- 食生活や不規則になりがちで、特に朝食は食べていない。
- 寝つきが悪い、夜中に目がさめるなど、不眠の傾向がある。
上記の中で、1つや2つ、当てはまる項目があるくらいは、あまり心配する必要はないでしょう。
しかし、いくつもの項目が当てはまるようなら、注意が必要です。
「孤独感」「憂うつ感」の元凶となるセロトニン不足
実は、先ほど挙げた6つの項目は、脳の中の「セロトニン神経」と呼ばれる神経を弱らせる、良くない習慣です。
セロトニン神経は、脳の中で、神経伝達物質である「セロトニン」を作り出します。
セロトニンが分泌される事によって、脳は程よく覚醒された状態を作り出すことができます。
この為、行動的で明るく、穏やかな生活を送る事ができるようになるのです。
当然、孤独感や憂うつ感などの性格は、遺伝的な要因によって、ある程度決定しています。
セロトニンを脳内で伝達するための遺伝子、セロトニントランスポーターの形状に差がある為です。
しかし、全てが遺伝によって決まるのかと言うと、全くそんな事はないようです。
セロトニンを運ぶための遺伝子、セロトニントランスポーターの形状が違っていても、セロトニン自体が多く分泌されていれば、気分障害や孤独感はある程度抑制されるはずだからです。
セロトニンは、抗鬱剤や精神安定剤などで一時的に増やすこともできます。
しかし、副作用や依存症の可能性のある、こうした薬はあまりおすすめできるものではありません。
また、最近では、副作用の全くない、サプリメントでセロトニンを増やすという方法もあります。